にゃははー

はへらー

C++ Advent Clandar 2013 1日目 (forkした方)

※注: これはforkした方の。C++ (fork) Advent Calendar 2013 - Adventar

今年もAdvent Calendarの季節です。
しかも驚くべきことにC++ Advent Calendarはforkしました。あと先に断っておきますが、25日やらないです。
立ちあげた本人が表にもこちらにも書こうとしていないのは一体どういうことでしょうか。激おこです。


表のカレンダーは多分ガチなので、こっちはこれまでのC++関連のAdvent Calendarを振り返って見たいと思います。
私が参加したカレンダーしか知らないので、もしかしたら抜けがあると思いますが、ご容赦を。

C++ Advent Calendar jp 2010 : ATND

最初のC++ Advent Calendarでした。主催は [twitter:@lyrical_logical] さんです。
テクビ大丈夫でしょうか。

ちなみにタイトルにjpが入っていたのはこのカレンダーのみです。カレンダー文化が輸入されて間もないことからjpと明記したんだと思います。

2010年は急にAdvent Calendarが話題に上がり始めた頃で、C++としてもC++11(当時はC++0x)がまとまりつつあった頃だったと記憶しています。

Boost.Range, P-Stade Ovenに代表されるようなRangeに関する記事、Rvalue semanticsやOne-phase constructionといったコピーレス(バイナリではなく原理の方)な手法についての記事が半分近くを占めていたと思います。
多分今となっては多くの人が知っているものですが、当時Twitterが急速に広まり始めた頃ということもあり、一部の先進的な人たちしか知らなかったものが広く広まっていった、そういう時代であったと感じます。

ところで、鉱物各位に於かれましては、メモリモデルの記事の続きを書きやがりくださいますよう、申し上げます。

C++11 Advent Calendar 2011 : ATND

2011年のC++ Advent Calendarは [twitter:@manga_osyo] さんが主催です。

この年はISO/IEC 14882:2011が9月に正式発行されたこともあり、C++11の記事が目立ちます。
基本C++11ばっかりで特筆するものは無い感じです。
しかし、悪いものでも食べたのか、陶芸家がconstexprに取り憑かれ始めたのもこの年だったようにも思います。

ところで [twitter:@SubaruG] さん、クリスマス頃に書くって書いてますが、つまり
GCC Git Mirror における weekly snapshot の ID ( 20111220 〜 20111224 ) - 野良C++erの雑記帳
これなんでしょうか、、、ちがうでしょうね、、、

partake.in

2011年はC++ Advent Calendarの他に、Boostに特化したBoost Advent Calendarもありました。
主催は [twitter:@cpp_akira] さんです。

こちらはBoostに特化している上に、紹介しているライブラリがほとんど被っていないのが面白いです。
この頃からアキラさんがOvenToBoostに着手し始めていて、C++忘年会でregular operatorについての話を数人でした記憶があります。あとでOvenToBoostのリポジトリを見たら、Copyrightに私を含めてregular operatorの話をしたメンバーの名前が入っていて驚きました。

Boost特化のカレンダーはこの年が最初で最後だったと記憶しています。
また、技術評論社がAdvent Calendarを電子書籍化するということも話題になり、Boost Advent Calendarも電子書籍化されました。

bjam Advent Calendar jp 2011 : ATND

2011年はカレンダーが豊作でした。ちょっと頭ヤッてしまった人が変なカレンダーを作ってしまっています。

詳細については語らないですが、関係筋によると、

もうやらない...

と語っているらしい。

partake.in

2012年のカレンダーの主催もBoost Advent Calendarと同じく [twitter:@cpp_akira] さんです。

この年は見事に内容がばらばらで、いかに多くの人がC++11に魂を持って行かれていたかが分かります。
しかし半数近くは似た傾向な記事があり、新機能の説明とかではなく実問題に落としこんでどう使うのか、どう拡張するのかといったことを説明しているものがあります。
C++11やModern Boostが広く浸透してきたので、じゃぁ実際にどうするんですかといったところに対する需要の高まりが伺えます。

coffee break
今オンラインのコンパイラと言ったらwandboxが有名かと思いますが、実はこの年 [twitter:@yax_ex] さんから http://ccf.myhome.cx:5000/ccf.html というものが出ていました。

そしてこれから...

partake.in
今年は未だ始まったばかりですが、C++14を来年にひかえているので、そういったあたりの記事が多くなるのではないでしょうか。
とはいえC++14はC++11ほど大規模なものではないような気もするので、限られてはいると思いますが。

私は就職してからこの一年、マジでpaper読んでないのでBoostまわりの話しようと思います。

2014年、2015年以降のカレンダーはBoostの話が増えるのではと予想しています。
表の記事で細かいことは書こうと思っているのですが、今日12/1(でも多分PSTで12/1とかだからJSTだと12/2)からBoostの開発がgithubに移行します。
これによりBoostの開発がより加速し、新機能、新ライブラリが多くなり、必然とその解説記事が増えると思っています。

その後2016年はC++17に向けての記事が多くなるのではないでしょうか。Modulizationとか、Conceptとか。必然ですね。

まとめ

カレンダーは調子に乗って立ち上げると死ぬ